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海外FX・国内FXの併用で税金はどうなる?併用メリットをトレード面と税金面で解説
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海外FXと国内FXを併用した場合は、税区分が異なるため損益通算できません。そのため、一方で損失が出た場合は、併用しなかった時と比べて税金が高くなります。
ただし、両方で利益が出るなら併用した方がいいケースもあります。また、税金面以外でも両方使うメリットがあるので、併用して上手に稼ぐのがおすすめ。
本記事では、海外FX・国内FXの税金比較、実際に併用している私が税金面とトレード面で感じたメリット・デメリットを詳しく解説します。
\私が使っている海外FX・国内FX業者/
執筆者:吉田哲也
株式投資、FX歴6年以上。ファンダメンタルズをベースにしたドル円のスイングトレードがメイン。Xでは毎日の相場状況や指標を中心にファンダメンタルズ情報を発信しています。初心者でもファンダを理解すれば勝てるようになるので、学びたい方はフォロー!
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海外FX・国内FXの税金比較|違いは税率・損益通算できるもの・損失繰越
海外FXと国内FXの税金面の違いは、大きく3つあります。これは、税区分が異なることが関係しています。
- 課税方式と税率
- 損益通算できるもの
- 損失繰越の可否
海外FXと国内FXの税金比較
項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
税区分 | 雑所得 | 先物取引に係る雑所得等 |
課税方式 | 総合課税 | 申告分離課税 |
税率 | 15.2~55.2% ※住民税(10%)・復興特別所得税(2.1%)含む | 一律20.315% ※住民税(5%)・復興特別所得税(0.315%)含む |
損益通算できるもの | 仮想通貨/アフィリエイト/せどり/クラウドワークス etc | 他の国内FX業者/先物取引 etc |
損失繰越 | できない | 過去3年分を繰越できる |
海外FXは雑所得に分類され、総合課税制度が適応されます。本業収入(会社員なら給与や賞与)・副収入との合算で税率が決まり、15.2~55.2%の税金を支払います(住民税10%・復興特別所得税2.1%含む)。
損益通算は同じ税区分でしか出来ないので、仮想通貨やアフィリエイト、せどり、クラウドワークスでの副業収入と相殺できます。ただし、損失繰越はできないので、損益通算はその年しか適応できません。
一方、国内FXは先物取引に係る雑所得等に分類され、申告分離税が適応されます。収入や利益額に関わらず、一律20.315%(住民税5%・復興特別所得税0.315%含む)の税金を支払います。
損益通算は、基本的に他の国内FX業者との相殺しかありません。ただし、損失繰越が3年できるので、確定申告しておけば3年間の利益と相殺して税金を減らせます。
併用で損するケースがある
海外FXと国内FXの片方が損失だった場合、併用しなかった時と比べて損します。なぜなら、海外FXと国内FXは損益通算ができないからです。
例えば、海外FXで-100万円/国内FXで+100万円の場合で考えてみましょう。海外FXと国内FXは損益通算できないので、国内FX+100万円に税金がかかります(海外FXは損失なので税金は0円)。
国内FXは一律で約20%なので、税金は100万円×20%=約20万円。損益だけなら±0円でしたが、税金20万円支払うため、この年の収益は-20万円になります。
一方、併用しなかった場合は損益通算できるので、トータル収益が0円なら税金はかかりません。どちらも利益(または損失)の場合は影響ありませんが、片方だけ利益が出ると併用した方が損するので注意が必要です。
税金面で考えると収入が多い人は国内FX一択
海外FXと国内FXで比べると、税金面だけで考えたら収入が多い人は国内FX一択。なぜなら、国内FXは税率20%に対して、海外FXは収入が多いほど税金が高くなり、最大55%も払うことになるからです。
海外FXの税率(所得税+住民税)
課税所得 | 海外FX |
---|---|
~195万円 | 15% |
195~330万円 | 20% |
330~695万円 | 30% |
695~900万円 | 33% |
900~1,800万円 | 43% |
1,800~4,000万円 | 50% |
4,000万円~ | 55% |
例えば、年収1,000万円でFX利益が50万円のサラリーマンの場合で考えます。国内FXの場合、年収によらず20.315%なので50万円×20.315%=約10.1万円です。
一方、海外FXの計算は複雑です。まず年収1,000万円には給与所得控除が適応されるので、国税局のHPを確認します。1,000万円の場合、195万円が控除されるので1,000万円-195万円=805万円がサラリーマン本業の課税所得。
そこに、海外FXの利益50万円を足すと、課税所得の合計は855万円になります。上表に当てはめると、税率は33%なのでFX利益50万円×33%=16.5万円の税金がかかり、国内FXの方が6万円以上安く済みます。
税金面で比べると、課税所得が330万円以下なら海外FX、330万円以上なら国内FXの方がお得です。ただし、課税所得500万円前後なら、大きな差はないので税金面以外も考慮して判断するのがおすすめ。
下記ツールにいくつか項目を入力するだけで、あなたの所得税率がわかります!所得税率が10%以下なら住民税10%を加えても海外FXの方が税金は安くなります。一方、20%以上なら国内FXの方が税金が安くなります。
※各項目は令和6年分(2024年)の計算方法を適応し、概算値を算出しています。
※確定申告の有無により寄付金控除(ふるさと納税)の計算が異なるため、所得税と住民税が異なる場合があります(合計額は同じになります)。
※住民税は10%で計算しています。
※このツールは、情報提供のみを目的として提供されており、正確性や完全性を保証するものではありません。本ツールの使用によって生じたいかなる損失や損害についても、当社は一切の責任を負いません。特に、税金やその他の財務については、専門家に相談することをお勧めします。
税金面で判断する場合は、自分の年収とFXで得られる利益(想定)から税率が何%になるか理解しておきましょう。ざっくり計算ですが、年収700万を超える方は税金面を考えると国内FXの方が圧倒的にお得です。
年収別の課税所得一覧
年収 | 課税所得 |
---|---|
200万円 | 132万円 |
300万円 | 202万円 |
400万円 | 276万円 |
500万円 | 356万円 |
600万円 | 436万円 |
700万円 | 520万円 |
800万円 | 610万円 |
900万円 | 705万円 |
1,000万円 | 805万円 |
注意点として、税率は課税所得すべてにかかるのではなく、はみ出た分が対象です。例えば、課税所得400万円なら全てに30%かかるのではなく、195万円~330万円は20%、330万円~400万円は30%と段階的に適応される点に注意してください。
海外FXと国内FXの税金について詳しく知りたい方は海外FXと国内FXの税金比較|どっちが安い?をご覧ください。
併用して税金を抑える方法もある
実は、海外FXと国内FXを併用することで税金を抑えられる方法が2つあります。条件にマッチする人はかなり節税できるので覚えておきましょう。税金については、知っておくとトレード戦略に幅が出るので理解しておくと良いです。
①利益20~40万円の方向け
利益が20万円~40万円の人は、海外FXと国内FXを併用すれば税金を減らせます。なぜなら、20万円以下は確定申告しなくていいからです。
例えば、国内FXで30万円利益が出ている方は、約6万円の税金を支払います。これを海外FX15万円、国内FX15万円にすればどちらも20万円以下で確定申告は不要。
併用することで約6万円も節税できます。注意点として、所得税を支払う確定申告は不要ですが、住民税の支払いは義務です。確定申告しない場合は自分で住民税を支払わなければいけない点に注意してください。
②副収入がある方向け
副収入(アフィリエイト、せどりなど)がある方は、海外FXと国内FXを併用することで税金を減らせる場合があります。なぜなら、海外FXの損失と副収入は損益通算できるからです。
例えば、年収1,000万円(課税所得805万円)、副収入50万円ある方で考えます。この場合、課税所得は855万円で副収入にかかる税金は約16.5万円(50万円×33%)です。
これを海外FXと国内FXで両建てして、わざと海外FXで損失を出せば損益通算して税金を減らせます。国内FX側で利益が出ますが、約20%なので副収入の課税所得を減らした方が節税できます。
注意点として、海外FXの多くは両建てを禁止しています。両建てOKで信頼性が高い業者はExnessとAXIORYです。両建てで節税する場合は、どちらかで実践しましょう。
次に、税金面以外で海外FX・国内FXを併用するメリットを紹介します。トレード面でもメリットが多いので、良いとこ取りするのがおすすめです。
海外FXと国内FXを併用するメリット【トレード面】
海外FX・国内FXを併用するメリットは、大きく3つあります。
- 安定運用とハイリターン運用を両立できる
- スワップポイントが1番良い業者で有利にトレードできる
- 取引銘柄が増えてトレードの幅が広がる
①安定運用とハイリターン運用を両立できる
海外FXと国内FXを併用するメリットは、国内FXの安定運用と海外FXのハイリターン運用を両立できることです。
資金が多い方は国内FX1本で安定運用がおすすめですが、資金が少ない場合は海外FXを使ってリスクを取ったトレードがおすすめ。ただし、海外FXはリスクが高いので国内FXと両立しないと破産して終わってしまいます。
併用すれば、どちらの恩恵も受けられるので上手にお金を増やせます。例えば、国内FXで低レバレッジのスイングトレード、海外FXでボーナスを活用したハイレバを使うと、安定感もありつつ爆発力もある運用ができます。
②スワップポイントが1番良い業者で有利にトレードできる
海外FXと国内FXを併用すれば、スワップポイントが1番良い業者で有利にトレードできます。
スワップポイントは国内FXの方が良いイメージがありますが、銘柄によっては海外FXのが良いケースも。スイングトレードやスワップ狙いなら、ちょっとした差が最終的に大きな差になります。
スワップ狙いなら基本は国内FXがおすすめですが、特にマイナー銘柄は海外FXの方が良い場合があるので確認してから取引を始めましょう。
③取引銘柄が増えてトレードの幅が広がる
海外FXと国内FXを併用すれば、取引銘柄が増えてトレードの幅が広がります。
国内FXでは、ドル円などのメジャー通貨は取引できますが、マイナー通貨やGOLD(金)・原油などは取引できない業者がほとんど。せっかくわかりやすいチャンスがきても、国内FXしか使ってない人はチャンスを逃してしまいます。
損したくない方は、どちらも口座開設して準備しておくのがおすすめです。
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海外FXと国内FXの併用メリット・税金に関するよくある質問
海外FXと国内FXの併用がおすすめ|税金面とトレード面で有利に!
海外FXと国内FXを併用すると、どちらか一方が損失の場合に税金面で不利になります。ただし、両方で利益が出る場合は節税できる場合もあります。
また、海外FXはボーナスや取引銘柄の多さで国内FXより優れているため、片方しか使わないのは損。資金が多くて国内FXで安定運用したい方以外は、海外FXと国内FXを併用して良いとこ取りするのがおすすめ。
特に海外FXのボーナスは、資金が少ない方でも稼げるチャンスがあります。海外FX初心者なら、人気No.1で安全性が高いXMTradingがおすすめ。口座開設ボーナス1.3万円、入金ボーナス最大100万円以上もらえるので存分に活用しましょう。
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参考文献
- XMTrading公式:プロモーション
- FXGT公式:キャンペーン
- 国税庁:外国為替証拠金取引(FX)の課税関係
- 国税庁:申告分離課税制度
- 国税庁:先物取引に係る雑所得等の課税の特例
- 国税庁:雑所得
- 国税庁:復興特別所得税の源泉徴収のあらまし
- 国税庁:給与所得控除
- 国税庁:所得税の税率
- 国税庁:住民税
- 国税庁:暮らしの税情報
- 国税庁:外国為替証拠金取引(FX)による収入がある場合
- 国税庁:外貨建取引に係る会計処理等
- DMMFX公式:DMMFXの特徴
- SBIFXトレード公式:業界最狭水準のスプレッド